北海道の合気道

北海道は、開拓のため入植した植芝盛平開祖と大東流柔術の武田惣角師範との邂逅の地であり、武田惣角師範との邂逅が開祖の合気道創始の重要な契機となったと伝えられています。

合気道ゆかりの地
合気道ゆかりの地(遠軽町白滝)

したがって、元々合気道とは根深く繋がっていたのですが、北海道では合気道は長い間多くの人達に知られることもなく時を経てきていました。

合気道に取り組む人達の活動が始まったのは、大戦後もようやく昭和42年(1967年)に、札幌中央体育館で同好者が定期的に稽古を行うようになってからでした。

その後、昭和44年(1969年)4月合気会札幌支部設立、昭和46年(1971年)秋初めて本部道場師範(藤田昌武師範)をお招きしての講習会実施、昭和49年(1974年)8月植芝吉祥丸前道主による稽古ご指導、昭和52年(1977年)2月札幌支部第1回演武会実施など、組織活動が比較的順調に行われるようになり、稽古者も増えてきました。

他方、昭和50年(1975年)代の前半には、札幌以外の道内他市町村でも合気道の稽古が行われるようになってきていました。

これらの道場の中でも、札幌支部に所属し、札幌支部を通じて段級位の認定申請を行い、また札幌支部の指導者が不定期に指導に赴く道場もあれば、単に連絡だけの道場もあり、様々でした。

このため、藤田師範のご助言もあり、本部との関係で北海道の各道場を統一し一本化するための組織として北海道支部を、また北海道の各道場の親睦のための組織として北海道合気道連盟を発足させることになり、昭和56年(1981年)6月にその実現を見ました。(札幌支部は北海道支部に発展改組)

合気道開祖植芝盛平翁顕彰碑
合気道開祖植芝盛平翁顕彰碑

そして、翌昭和57年(1982年)7月、植芝吉祥丸前道主・植芝守央現道主・藤田昌武師範他を招きし、北海道支部15周年記念演武会を開催できたことは、北海道における合気道の歩みの1つの到達点となりました。

その後、本部師範指導講習会・演武大会を中心とした活動は着実に積み重ねられ、平成9年(1997年)10月に30周年記念行事を開催した北海道支部は、平成13年(2001年)頃には、各道場が充実し、指導者が五段、六段位に成長してきており、各道場が支部道場としての活動も行えるようになってきていたため、更なる発展を期して、平成15年(2003年)3月に、北海道支部の発展的解消・北海道合気道連盟への一本化が行われました。

このように、道主・本部師範を始めとする諸先生・諸先輩のご指導・ご尽力、そして共に稽古を続けてきた道友のご精進・ご協力の積み重ねにより、北海道における合気道は、現在、道内各地の20団体が北海道合気道連盟のもとに手を繋ぎ、講習会では、毎回百数十名の道友の参加をみるまでに成長しています。

これからも、互いに尊重し感謝の気持ちを持って稽古を続け、稽古を通じて、人と争わず損なわない調和の精神を体得した人材が育成されることを願い、合気道を守り、伝ていきたいと考えています。

全日本合気道連盟理事・北海道合気道連盟会長 藤井 幸一

札幌時計台
時計台(旧札幌農学校演武場)
札幌時計台に掲げられた演武場の書
時計台内に掲げられた岩倉具視の書
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